福岡県南部の大木町の住人から「町の大切なモノ」が無くなったという情報が寄せられました。SNSでも有名になったかわいらしい「きのこの銅像」が行方不明になったというのです。これらは町の職員が活性化のために特産品をモチーフにつくった銅像です。3体のうち2体が心ない人に持ち去られた可能性があります。


◆残されたのは支柱の棒だけ

「こちらです」町の職員が示すのは、むき出しになった一本の棒。


大木町産業振興課・中島隆作さん「大木町の特産であるきのこをモチーフにした銅像が魚釣りをしているバージョンがあったんですが、それがなくなりました」


無くなった銅像は、迷彩柄のきのこが柵のふちに腰掛け、両手に釣り竿を持って魚釣りをしている様子がかたどられていました。町民にも愛されていたという銅像。12月18日に町民が無くなっていることに気づき、役場に連絡しました。ただ、被害はこれだけではありません。


◆3体のうち2体が盗まれた?


RKB永牟田龍太「先ほどの場所から数百メートル離れた場所にもう1体きのこの像がありました。今は支柱だけになっています」


地元の子供たちの通学路にもなっている場所に片足で立つ金色のきのこの像がありました。

地元の男子中学生「7月に、夏にないのに気付いて悲しくなりました」

地元の女子中学生「かわいかったのに。めっちゃ親しんでたんですよ」

町によると「黄昏きの子」と命名されたきのこの像は、町内に3つ設置されていました。このうちの2つが18日までに無くなっているのがわかりました。