JR各社が16日、年末年始の指定席の予約状況を発表しました。新幹線の予約数は去年を上回ったもののコロナ禍前の7割ほどにとどまっています。


◆年末年始の予約は「微増」
JR各社が発表した12月28日から1月5日までの指定席の予約数は、山陽新幹線が去年の同じ時期と比べて13%増の68万2000席、九州新幹線が8.6%増の8万5000席となっています。

ただ、コロナ禍前の2018年と比べると山陽新幹線、九州新幹線ともに7割程度にとどまっています。担当者は「新型コロナの影響がまだ続いている」として、第8波への懸念も示しています。

混雑のピークは、下りが12月29日、上りが1月3日となる見込みです。


◆来春から「のぞみ」増便へ
JR各社は来年春のダイヤ改正についても発表しました。
博多駅を発着する「のぞみ」は多くの時間帯で1時間あたり1本増便となり、関西方面へのアクセスが向上します。
博多~小倉間は、日中の発車間隔をおよそ20分に均等化し、利用の多い午前8時台は、最大の発車間隔が博多行きは14分に小倉行きは13分に短縮されます。

また、九州新幹線はばらばらだった博多駅の出発時間を午後1時台から午後8時台まで「1分」「6分」「36分」に統一します。JR九州は「時刻を覚えやすくすることで、利用の促進を図りたい」と話しています。