「ボールは向こうにある」という無言のメッセージ
高市総理は自身の政治スタンスを鑑みても、今後も発言を訂正・修正することはないでしょう。その状況で「対話はオープン」と発信し続けることは、暗黙のうちに次のようなメッセージを含んでいます。
「ボールは向こう(中国側)にある」
これは「次にアクションを起こすべきは相手の番であり、責任は相手にある」という意味で使われる表現です。高市総理が「こちらは開いている」と強調すればするほど、中国側は「日本側が歩み寄らなければ対話に応じない我々の責任にするつもりか」と、不信感をいっそう増幅させてしまいます。







