新型コロナウイルスの感染が拡大し医療への負荷が高まった場合に、都道府県が行う「医療ひっ迫防止対策強化宣言」について、福岡県の服部知事は現時点で出さない考えを示しました。


◆病床使用率52.3%(14日)


オミクロン株に対応した新たな感染レベルの分類では、レベル3の「医療負荷増大期」に入った場合、都道府県の判断で「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を出すことができます。

福岡県の病床使用率は、14日時点で52.3%と「レベル3」の指標の一つである50%を超えました。


◆“「強化宣言」を出す状況にはない”

このことについて福岡県の服部知事は、重症病床や発熱外来がひっ迫していない状況などから、レベルは引き上げず「強化宣言」を出さない考えを示しました。


服部誠太郎知事「状況を総合的に判断をして決めるものであります。そういうことを考えますと、本県においては現段階において(「強化宣言」を出す)そのような状況にはない」

全国的に見ても、半数近い府県で病床使用率が50%を超えているものの、レベルの引き上げは行っていないということです。