◆麻生太郎・自民党副総裁の動向は


その翌日、津森氏を招いて開かれた大家氏の政治資金パーティー。案内状には大家氏が所属する派閥のトップである麻生太郎・自民党副総裁が講演すると書かれていましたが…。

場内アナウンス「麻生先生より『急きょ東京に戻らなくてはならない事情があり、出席がかなわなくなった。講演については大家先生にぜひお願いしたい』というメッセージをお預かりしています」

麻生氏が急遽欠席した背景には、「津森氏の推薦をめぐる騒動がある」と自民党関係者は説明します。大家氏は、「麻生氏の意向」として自民党内で津森氏の推薦を取りまとめましたが、副総裁である麻生氏本人が推薦の署名に応じないという異例の事態に…。麻生氏に近い自民党関係者はRKBの取材に対し「麻生氏は4期16年の北橋市政を評価しておらず、津森氏が北橋市政の継承を訴えていることへのメッセージだ」と話しています。

Q.自民党の推薦が他党と比べて遅いことをどう感じていますか?
津森洋介氏「支援をお願いしている立場ですので、こういう形できょうの選挙開きにちょうどいいタイミングで推薦いただきましたことに感謝しているところでございます」


◆北九州市長選は2月5日に投開票


北九州市長選には、飲食店経営の清水宏晃氏も立候補を表明しているほか、共産党福岡県委員会常任委員の永田浩一氏も立候補に向け事務所開きを行いました。


永田浩一氏「これまでの市政を継承していく方には、市政を任すことはできません」

人口減少や街の活性化が問題となる中、4期にわたる北橋市政をどう評価するのか? 1月22日の告示、2月5日の投票日に向けて、活発な論戦が期待されます。