代表候補合宿での学び
今季の高校日本代表候補92人が参加した「第1回TIDユースキャンプ」。
2025年6月下旬に行われた合宿で、全国の名だたる強豪校の仲間たちと濃密な4日間を過ごした草場選手。
合宿に参加して、あることを学んだと語る。
「みんなレベルが高いのは当たり前ですが、パス一つ、キャッチ一つ、キック一つにものすごくこだわりを持っている選手ばかりでした。グラウンドには常に集合時間の30分前には出てくる人もいて、どの選手も基本を大事にしていました。そのことをチームのみんなに伝えました」
自分自身の変化
合宿から帰ってからは、草場選手自身の練習にも変化があったそうだ。
「以前は、練習中きついなと思った時にプレーが雑になることがありましたが、合宿へ行ってからは、パスやキックなど常に基礎的なことに気を付けるようになりました」
チームを率いる長木裕監督も「草場は確かにベーシックなことを大事にするようになりましたね」と即答するほど。

いつも練習の初めに行うハンドリングスキルのトレーニングでは、取り組む姿勢が変わってきたという。
そして、その成果は試合でも早速表れ、流れの中でのミスキックが減ったことを実感しているという草場選手。
言わば、チームを代表して培った「基本プレーへのこだわり」という”土産”を、キャプテンとしてチームに持ち帰り、さらにそれを落とし込むという、大きな還元をしたことになる。







