校舎に刻まれた力強い3文字「筑紫魂」
福岡市から20数キロ南、小高い丘の住宅街に佇む校舎は、福岡市の中心部よりも気温が何度か低い。
だが、そびえ立つ校舎の壁面には、気合の入った「筑紫魂」のでっかい文字。
グラウンドで練習に励む選手たちの視界に入らない日はないだろう。
冬場は寒けれど、楕円球にかける気持ちの熱さだけは年中無休という雰囲気だ。
高校日本代表候補 草場壮史キャプテン
伝統の筑紫魂の象徴とも言えるラグビー部は、2024年、創部50周年を迎え、また次の新たな50年が始まったばかり。
今季の3年生が51期生となり、51代目のキャプテンを務めるのが草場壮史選手。
ポジションはスタンドオフ、センター。
筑紫からただ一人、高校日本代表候補に選ばれている。
草場選手の父親もかつて同校でキャプテンを務め、親子2代での筑紫高校ラグビー部主将だ。







