今月14日、福岡市の商業施設で男女2人が刺された事件。
殺人未遂などの疑いで逮捕・送検された男の車から別の刃物が見つかったことが新たに分かりました。

この事件は、12月14日、福岡市中央区のみずほPayPayドームと隣接する商業施設でアイドルグループ「HKT48」のイベントのスタッフなど男女2人が包丁で刺されたものです。

男性スタッフへの殺人未遂などの疑いで逮捕・送検されたのはHKT48のイベントの常連客だった無職の山口直也容疑者(30)です。
取り調べに対し、「殺そうと思って刺した」と容疑を認めていて、女性への犯行についても関与をほのめかしているということです。
山口容疑者は、身柄を確保されたとき、包丁2本を持っていましたが、ドームの駐車場で押収された山口容疑者の車から刃渡りおよそ13センチの別の包丁1本が見つかったことが新たに分かりました。

車からは駐車料金の領収書も押収されていて、当日は、事件のおよそ8時間前の午前9時過ぎにドームに訪れていたこともわかっています。
事件後、車はドームの駐車場に残されたままで、山口容疑者は公共交通機関を使って逃走したとみられています。
また、犯行に使った包丁などは事前に購入したもので捜査関係者によりますと「グループメンバーを狙っていた」という趣旨の話をしているということです。
警察はHKT48のメンバーを狙った計画的な犯行の可能性もあるとみて、捜査を進めています。







