被爆ピアノに触れた小学生は

この日、会場には380人の小学生も招待されていました。

児童たちには特別に「被爆ピアノ」に触れる機会が―

金丸小学校 今永茄那さん(6年)
「傷とかもすごくちゃんと見えたし、被爆して残ったピアノを弾けて光栄でした」「戦争が嫌だしもっと世界が平和になればなと思いました」

「平和を考えるきっかけに」

コーラーさんは、人それぞれ自由な感想を抱いてもらいつつ、平和を考えるきっかけになってほしいと話します。

ピアニスト ジェイコブ・コーラーさん
「どういうふうに感じればいいかとあまり指示するのは好きじゃないんですけど、やっぱり音を聞いて癒やされて平和の尊さを感じて(ジャンプ)もっといい世界になるように頑張っていこうという気持ちになればうれしい」

矢川ピアノ工房 矢川光則さん
「平和を願う気持ちというのは日本もアメリカも一緒ですから。ジェイコブは平和を願う気持ちがすごくありますので、被爆ピアノも喜んでいますよ」


次の目的地に向けて再びトラックに積まれた「被爆ピアノ」。

矢川さんとともに平和の音色を届ける旅はこれからも続きます。