今年9月、福岡市早良区の拘置所で勾留中の被告が自殺を図りその後死亡した事案で、福岡拘置所が内規に反して非公表としていたことが関係者への取材から分かりました。
この事案は、9月26日夜、早良区百道の福岡拘置所で、不同意わいせつの罪で起訴・勾留されていた福岡県警の50代の男性警部が居室で自殺を図り病院に運ばれ、6日後に死亡したものです。
福岡拘置所などによりますと、男性警部は、病院に運ばれた翌27日に治療のため勾留の執行停止となっていました。
福岡拘置所を管轄する法務省の内規では、施設内の死亡事案に加え、執行停止後1か月以内の死亡事案についても原則公表と定められていますが、福岡拘置所は内規を担当者が把握していなかったとして公表していませんでした。
今回の内規違反について福岡拘置所は「引き続き内規等の把握を徹底し、被収容者の動静視察や身上把握に努める」とコメントしています。







