「たった1日、1本の電話から人生は全く変わってしまいました」

講演する米村州弘さん

米村さんは22年前の9月25日に開いた家族パーティのような日々がずっと続くと思っていた。

米村州弘さん
「ずっと続いて仕事をしながら、そして年を老いて、孫ができて、そして家族に見取られて死んでいくもの、それが自分の人生だと思っていました。だけど違うんですね。たった1日、あの、1本の電話から私たちの人生、家族の人生は全く変わってしまいました」

長女と智紗都さんは大学に進学させた。
しかし三女は大学に進学させることができなかった。
仕事をやめるという決断をしたから。

三女にはちょっと勘違いされた。
守銭奴だと言われた。
どうしてもやることができない状況になってしまって、それを理解することができなくて。
三女とは6年半、ほとんど一言も喋ることができなかった。