今年3月、自身が経営する学習塾で働いていた20歳の女性にストーカー行為をしたとして女性の父親に対する詐欺未遂事件で逮捕されていた39歳の男が再逮捕されました。
男は「メッセージやファックスを送信したことに間違いないが、ストーカー行為ではない」などと話し、容疑を否認しています。
ストーカー規制法違反の疑いで再逮捕されたのは、北九州市八幡西区に住む39歳の学習塾経営の男です。
学習塾経営の男は自身が経営する北九州市八幡東区の学習塾で働いていた20歳の女性に対する恋愛感情が満たされなかった恨みから
(1)3月9日午後2時20分ごろ3回にわたって女性の父親の携帯電話に「一対一の食事の申し込みに応じること」などのメッセージを送って、女性に読ませた疑い
(2)3月19日午後11時20分ごろ、女性の担当弁護士の事務所のファックスに「女性の新卒採用試験不正疑惑に関して、物証がある程度揃っているため、告発を検討中である」などとの文書を送って女性の名誉を害する情報を、他人が知り得る状態にした疑い
が持たれています。
今年3月13日、学習塾経営の男が”女性が塾の鍵を返さないので被害届を出したい”との趣旨の相談を警察にしたため、20歳の女性と男との間にトラブルが発生しているのが発覚。
警察が、20歳の女性に話を聞いたところ、”塾に行きたいが、男からのストーカー行為があったのでいけなかった”との趣旨の説明があったということです。
これを受けて警察は3月18日に、学習塾経営の男に対して20歳の女性に連絡をとらないよう口頭で警告。
20歳の女性と学習塾経営の男との間の通信履歴の確認や女性などへの聞き取りなどの捜査を経て男が女性に対する恋愛感情が満たされなかった恨みから、ストーカー行為に及んだ疑いが強まったということです。

取り調べに対し、学習塾経営の男は「メッセージやファックスを送信したことに間違いないが、ストーカー行為ではない」などと話し、容疑を否認しています。
男は、20歳の女性が社員旅行を断ったことを理由に女性の父親からキャンセル料の名目で社員全員分の旅費をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで逮捕されていて、今回が2度目の逮捕となります。







