佐賀大学が開発中の治療薬に慢性のアレルギー性結膜炎を改善する効果が発見されました。
副作用が少ない世界初の治療薬の開発につながるとして注目されています。

6日佐賀大学医学部の出原賢治特任教授たちが会見を開き、開発中の治療薬の研究成果を発表しました。

特任教授たちは現在、アトピー性皮膚炎の治療薬の開発を進めていますが、慢性のアレルギー性結膜炎に改善効果があることを発見しました。
特にダニやハウスダストなどが主な原因となる「アトピー角結膜炎」に顕著な効果が現れたということです。

佐賀大学 医学部 出原賢治 特任教授
「非常に患者さんの多い疾患であります」「増殖性変化となれば見た目の美容上の問題、あるいは本当に深刻な場合には失明ということにもなる」
現在、慢性のアレルギー性結膜炎の治療にはステロイドの点眼薬などが使われ、副作用が課題となっています。
しかし、今回の治療薬は結膜炎の原因となる分子だけに作用するため、開発に成功すれば副作用が少ない世界初の治療薬になるということです。







