福岡県柳川市沖の有明海で今シーズンのノリの養殖が始まりました。
海水温が高い影響で、史上最も遅いスタートとなりました。

4日午前5時半頃、ノリの生産者が柳川市沖の有明海でカキの殻がついた網を海に広げました。

この作業は採苗(さいびょう)と呼ばれ、カキの殻で培養されたノリの胞子を海中でノリ網に付着させるものです。
採苗の解禁は例年10月頃ですが、今年は海水温が高い影響で、史上最も遅い解禁となりました。

ノリ生産者 大牟田市漁協 藤栄丸 井浩之介さん
「ちょっと海況がよくないというのもあるんですけど、水温も下がって、いいノリが取れるんじゃないかと思っています。」
「福岡有明のり」は過去3年植物プランクトンの大量発生の影響で、生産量が減少しています。
福岡有明海漁協では今シーズンの生産枚数は昨シーズンより4億枚多い、12億枚を目指しています。







