▽10月29日(水)SMBC日本シリーズ2025第4戦 阪神タイガースvs福岡ソフトバンクホークス/阪神甲子園球場
5年ぶりの日本一を目指すソフトバンクがついに王手をかけた。セ・リーグ王者・阪神との日本シリーズ、先に4勝した方が日本一の称号を手にする頂上決戦で黒星スタートを切ったソフトバンクだったが、第2戦から怒とうの3連勝だ。
2勝1敗で迎えた第4戦、鷹打線をけん引したのが4番の山川。0対0の2回表、3試合連続となる先制のソロホームランを放ち、甲子園に「どすこいコール」を響かせる。
5回表には満塁で3番・柳町がきっちりと犠牲フライ、1点を追加する。打線の援護を受けた先発の大津はランナーを出しながらも粘りのピッチングで5回を投げて無失点、試合の流れを作る。
打線は6回表、2アウト2塁で代打に送られた近藤が、タイムリーヒットを放ち、3対0とベンチの期待にしっかりと応える。
ところが8回ウラ、阪神ファンの大歓声がセ・リーグ王者たちの背中を後押しする。ソフトバンク4人目としてマウンドに上がったのは勝利の方程式の一角、パ・リーグの最優秀中継ぎのタイトルを獲得した松本裕樹。今季何度もピンチの場面を抑えてきたが…得点圏にランナーを背負うと踏ん張ることができず。4番・佐藤輝にタイムリーを打たれ、3対1。さらに5番・大山の内野ゴロの間に1点差とされる。
甲子園のボルテージは最高潮に…。それでも何とか同点は許さない。
9回ウラはパのセーブ王の杉山がマウンドへ。すると、味方のエラーなど思わぬプレーもあったが、さすがは守護神、一切惑わされない。
結局、ソフトバンクが3対2で逃げ切り、5年ぶりの日本一に王手をかけた。
【試合結果 (3勝)ソフトバンク3-2阪神(1勝)】
勝負の第5戦、両チームの予告先発が発表された。阪神は元ソフトバンクの大竹耕太郎、対するソフトバンクは中4日で有原航平がマウンドに上がる。







