AI×人の相乗効果を模索

AI教習車の導入で教習の質も上がる中、余裕が出来たことで”人だからこそできること”にも力を入れ始めています。

それが「ほめる指導」です。

この教習所では、指導員全員がほめる達人検定「ほめ達」という資格を取得しました。

土橋記者も「ほめ達」の一人、熊川厚哉指導員を横に教習開始。

AIには防戦一方でしたがー。

「ほめ達」取得者 熊川厚哉 指導員
「ブレーキ優しいですね、乗り心地いいです」


RKB 土橋奏太 記者
「本当ですか、初めて言われたー。嬉しい」

「ほめ達」取得者 熊川厚哉 指導員
「優しいブレーキですね」「クランクとかS字、この車体の感覚ばっちしです。乗っていて安心しました。ただ停止線だけはね、停止線を越えないように気をつけておかないと。場合によっては自転車とか歩行者とぶつかることもあるので、今後も注意しておいてください」

RKB 土橋奏太 記者
「AIには無かった自分の運転の良いところに気づいてもらえて、純粋に運転楽しいな、また乗りたいなと思えたのが良かったところです」


技術の進化を、人手不足の解消だけで終わらせない。

AIと人の相乗効果によるサービス向上を模索しています。

南福岡自動車学校 教育部 青木健 部長
「教習生は客観的に数字だとか自分ができていないところが把握できるので、そういったところも使いつつ、人には人にしかできないところ、普段の頑張りを褒めてあげるとか、緊張とか不安に寄り添ってあげるとか、機械と人間にしかできないことを両立させながらやっていければ」