こだわりは地元産のコメと果物さらに「アイガモ農法」

酒蔵の完成から5か月あまり。
クラフトサケを製造するための免許が発行され、酒造りが始まりました。

こちらは蒸したコメに種麹をまく「種切り」。
酒の原料に欠かせない米麹を造る作業の一つです。その後は仕込みの工程に入っていきます。
酒造りに使用するのは、主に福智町で栽培されたコメや果物です。
しかし、こだわりはこれだけではありません。
農家 立花智幸さん
「向こうがヒノヒカリ。(それよりも)背が高いんですよね。これよりまだ穂が伸びますから」

この日、中山さんは11月以降の製造に使用する「山田錦」の作付け状況を確認していました。
この田んぼで取り入れているのは、アイガモに雑草や害虫を食べさせる「アイガモ農法」です。

農家 立花智幸さん
「私自身、酒が大好きなので、知り合いがこういう夢を持って(酒造りを)するということで、私もぜひ参加させていただきたいなという思いで」
天郷醸造所 中山雄介 社長
「農家さんの思いと我々の思いと一緒なんですよ。それは口の中に入れて飲むお客さんの健康や幸せを自分たちの手間暇よりも優先しているから。そうじゃないとできない」







