複数の出資者から総額2000億円を超える資金を集め、分配金の支払いが遅れている不動産ファンド「みんなで大家さん」をめぐる問題。

配当が遅れている商品の一つに北九州地区の「バナナ生産事業」があります。現地では、生産の実態を疑問視する声が上がっています。

「バナナの苗が生産されている」という施設に行ってみると…

RKB 岩本大記者
「私の奥にあるのがバナナの苗が栽培されているという施設ですが、人の気配はあまり感じられません」

福岡県水巻町と北九州市八幡西区にまたがる場所にある「アグレボバイオテクノロジーセンター」。

不動産ファンド「みんなで大家さん」の投資対象の物件の一つで、運営会社のホームページにはこのように紹介されています。

「バナナを中心に種苗が生産されており、対象不動産で生産された苗は通常24ヶ月程度かかるところ、わずか6ヶ月目で収穫可能です」