妊娠5か月目、胎児の心臓が止まった

主催する川邊美雪さんも10年前に赤ちゃんを亡くしました。

妊娠5ヶ月目で胎児の心臓が止まっていることがわかったのです。

にじいろのはね 川邊美雪さん
「私の周りに同じ経験をした友達がいなかったので、相談する相手もいなくて、なんで私が?って思いがすごく強かったし、やっぱり自分自身も当たり前に赤ちゃんって生まれてくるって思っていたところもあったので、受け入れられないという現状。何が起こっているのかわからなかった」


川邊さんの救いとなったのが同じ悩みを持つ人とのSNSでのつながりです。

当時の経験を経て赤ちゃんを亡くした家族を支援する自助グループ「にじいろのはね」を立ち上げました。

にじいろのはね 川邊美雪さん
「死産のことを話しにくい風潮だったり、死自体が話してはいけないものみたいな風潮が妊娠中はあったりするので。でも当たり前に起こること。誰にでもいつ起こってもおかしくないことって、私自身に言いたいんですけど一番、当時の。同じように悩んでいて、どうしていいかわからないとか、居場所がないとか孤独感を感じている方に、一人じゃないよっていうのが発信できたらいいなと思って活動しています」

妊娠中に赤ちゃん失う 珍しいことではない

厚生労働省や日本産科婦人科学会によると妊娠した50人に1人が死産7人に1人が流産を経験すると言われていて妊娠中に赤ちゃんを失うことは決して珍しいことではありません。

亡くなった赤ちゃんに向けた家族からのメッセージを紹介する展示会は10月13日まで開かれています。