今年7月、福岡市城南区のスーパーでモモ1個を万引きした後、逃走するために48歳の女性保安員に暴行を加えたとして62歳の無職の男が逮捕されました。
男は、モモを万引きしたことについては認めているものの、暴行については「やっていないと思います」などと話し、容疑を否認しています。
事後強盗の疑いで逮捕されたのは、福岡市城南区片江に住む無職・伊藤勝裕容疑者(62)です。
伊藤容疑者は、7月23日午後2時20分ごろ、城南区東油山のスーパー「マルキョウ東油山店」でモモ1個(販売価格486円)を万引きした後、店の外で伊藤容疑者を確保しようとした48歳の女性保安員から逃走するために胸を両手で突き飛ばす暴行を加えた疑いが持たれています。
スーパーの男性店長(39)が「万引き。男で50代から60代。走って逃走」と110番通報をして事件が発覚。
警察が現場の防犯カメラの映像を調べるなどの捜査をした結果、伊藤容疑者の関与が浮上しました。
警察によりますと、伊藤容疑者は、女性保安員にいったん確保されていて、「すみません。勘弁してください」などと話した後、暴行を加えて逃走したということです。
取り調べに対し、伊藤容疑者は「私がモモ1個を盗んだことは間違いありませんが、保安員の胸を突き飛ばす暴行を加えたことについてはやっていないと思います」などと話し、容疑を否認しています。