有権者の声は 危機感募る自民党

30代男性
「今の混沌とした感じをばっちり変えてもらえるような、白黒はっきりつける人になってほしいです」

80代女性
「石破さんでよかったのよね。小泉さんは若すぎるし、高市さんでもいいけどどうでしょうね」

20代男性
「世界情勢的にも結構いろんな動き出てますし、予想できないことが起こってもちゃんとその対策ができている、ということができる人が」

様々な意見が聞かれるなか、「解党的出直し」を掲げる自民党は、総裁選を機に党を立て直そうと必死です。

自民党(福岡7区) 藤丸敏 衆院議員
「一番安定感があるのは林芳正です。6つ大臣ばしてるんですよ。だからそういうことで推してるんですけど、本音ぶつなら僕も(総裁選に)出るごたったばってんですね、(推薦人を)20人集めんとです、20人。19人までは自信があるんですけど」
「林氏を推す」と宣言したのは、林氏と同じ旧岸田派に所属していた福岡7区選出の藤丸敏衆院議員。
地元の行事で冗談を交えながらスピーチしましたが、危機感を募らせています。
自民党(福岡7区) 藤丸敏 衆院議員
「”解党的”というのは、この間(選挙で)相当負けてるのよ。みなさんの意見をよく聞いたうえで政策を打って、皆さんが幸せになるということをもういっぺん一から見直すという意味の”解党的”ということを言っているんだよね」

20日の会合で、総裁選への対応を協議した自民党福岡県連も。

自民党福岡県連 松本国寛 会長
「(総裁選は)自民党が生まれ変わった国民政党としてしっかりと、やっぱり国民の生活を担っていける、そういう党として飛躍をするきっかけにならなければならない」

自民党(比例九州) 鬼木誠 衆院議員
「自民党しっかりしてくれよと、この総裁選大事だから頑張ってくれよという激励の言葉、結構いただきますよね」
今回の総裁選で選挙管理委員を務める鬼木誠衆院議員は、総裁を決めるまでの過程も重要だと強調します。
自民党(比例九州) 鬼木誠 衆院議員
「国民の物価高だとか外国人政策に対する不安や不満というものに対して、政策の面ではこうしていくんだってことを示すことになりますし、総裁を決めていくプロセスにおいて自民党の透明性や公開性というものを示せる」