▽9月21日(日)福岡ソフトバンクホークス(パ1位)vsオリックス・バファローズ(パ3位)/みずほPayPayドーム
ペナントレースは白熱の様相を呈してきた。ソフトバンクは優勝マジック「7」で終盤戦の山場、怒涛の9連戦に突入するも…今年20試合で15勝と得意としていたオリックス相手に初戦を落とし、黒星発進。21日は連敗阻止へ向け、1回から早速チャンスを作る。2アウト満塁とし、打率3割超えの6番・牧原に打席が回るが、ここは空振り三振に倒れる。
一方、ソフトバンクの先発は今季オリックス戦4勝4勝と相性のいい有原だったが、2回表、6番・頓宮にホームランを打たれ、1点を先制される。
早めに有原を援護したい打線は3回、4回ウラと立て続けに得点圏にランナーを進めるが、後続が打ち取られ、チャンスを生かせない。
有原は8回106球を投げ、7安打2失点と試合の流れを作り、リリーフ陣に後を託す。
その差は「2点」で迎えた8回ウラ、この回先頭の2番・柳町がフォアボールで出塁すると…ここからノーアウト満塁に。この日3度目となる満塁機を迎える。ところが、栗原、牧原、代打・山川とまたしても打ち取られ、あと一本が出ない。
それでも9回ウラ、4万人を超えるファンの声援に、ようやく打線が応える。この回先頭の代打・川瀬が2ベースヒットを放ち、得点圏に進むと…途中出場の笹川がセンターへはじき返すタイムリー、1点を返す。
なおも、ランナー2塁と一打同点の場面、1番・野村は空振り三振に倒れるが…、続く打席には得点圏打率3割超えの柳町が向かう。
球場のボルテージは最高潮に達する中、初球を振りぬく…しかし、打球は惜しくも野手の頭を越えずレフトフライ。飛び出していた笹川も戻り切れずアウトとなり、ゲームセット。「12残塁」とホームが遠かったソフトバンクがオリックスに2連敗。2位・日本ハムが勝利したため、優勝マジックを減らせず「7」のままとなった。
【試合結果 オリックス2-1ソフトバンク】