焼却処分を免れた貴重な図面も

福岡市博多区の南福岡駅一帯にあった九州飛行機で、約140人の技術者が震電の開発に携わっていました。

従来の戦闘機が飛行できない高さから爆弾を投下するB29を迎撃するために、より高い高度を高速で飛ぶことを目指していた震電。

1945年8月に試験飛行も行われていましたが、実戦に投入される前に終戦を迎えました。

大刀洗平和記念館 藤上利美さん
「(終戦で)6000枚の設計図が焼却処分するようにという命令が出て焼却したっていうふうに聞いております。そんな中でも、今回このように設計図が出てまいりましたので、こういったものは貴重なもの」

終戦後の焼却処分を免れた図面なども展示されている企画展、大刀洗平和記念館で12月14日まで開かれています。