福岡市では、道路を掘ることなく、水道管の劣化状況を確認する検証プロジェクトを9月から開始します。その検証に使用する画期的な機器が報道陣にお披露目されました。

堺恭佑記者
「カルガモの親子のように、連なって走るこの機械。地中に埋まった水道管を検査しています」

29日午後、福岡市西区では水道管の劣化状況を調査するプロジェクトのデモンストレーションが行われました。

ラジコンでゆっくり動く機器を使い水道管の劣化要因のひとつである砂や粘土などの土質を調査。

その土質から水道管の劣化状況を推定することができます。
これまで福岡市は、実際に道路を掘って水道管の更新や維持管理を行っていて多くの時間と費用がかかっていたということです。

福岡市水道局 技術企画課 八島弘倫 課長
「実際掘削しますと道路を通行止めにしてしまうことがありますので、近隣近隣の住民の方々に大変ご迷惑かけることになりますのでそれが減ることと、やはりあの費用がずいぶん減ってくれるということに非常に期待しています」
福岡市は9月から、中央区天神など市内6カ所で調査を行うとしています。