週に数回、駅で団子販売をする理由

立山さんは週に3回ほど、15歳以上の少女たちと一緒に鹿児島県から仕入れた団子を駅で販売しています。
少女たちの就労支援の一環で始めたもので、時給は1000円。

テーブルに色とりどりの団子を並べ、呼びかけます。
「こんにちはーよかったらどうぞー」

熱心な呼び込みもあり次々と客が訪れます。

購入した人
「若い子が頑張っているでしょ?毎回じゃないけれど時々買っています」
団子販売を始めたのは、警固界隈には、いわゆる「パパ活」などで生計を立てている少女もいるからだといいます。
パパ活とは、年配の男性とデートや食事などをして金銭的な支援を受けること。性的関係を持つケースもあります。
17歳の少女はこう話します。

17歳の少女
「初めてパパ活をしたのは14歳です。パパ活も警固界隈ができたころからずっとあるからなくならないと思うけれど、それで稼いでる子もほとんどだから、未成年で」
17歳の少女は友人の死を経験し、寂しさを紛らわせるため警固公園に通い始めたといいます。
17歳の少女
「中1の秋に友達が2人死んじゃって同時に。それがなかったらそもそも警固にもいなかったなと思っていて。死にたいという気持ちは友達2人が亡くなってからずっと消えないですね、自分の中では」