全国高校ラグビー福岡県大会決勝(11月19日)は、3年ぶりに東福岡と筑紫のカードになりました。筑紫は「魂のタックル」で打倒東福岡に挑みます。


◆1年生で花園出場の井上選手が率いる

「勝ったら花園、負けたら引退、それだけ!OK勝つよ。勝つけん、ヒガシに勝つ」

これまで6度の花園出場を果たした名門・筑紫高校ラグビー部。男女の選手に加え、マネージャーやトレーナーなど総勢約90人で活動しています。



その大所帯を率いるゲームキャプテンの井上晴貴選手。2年前の100回大会で、福岡県代表が2校選ばれた際、1年生で花園に出場しました。

その2回戦で、東福岡と花園史上初の福岡勢対決を経験。そこで敗れた悔しさをバネに2年間練習を積み重ねてきました。

井上晴貴選手「あの時は試合のなかで修正ができなくて、最後は一方的に負けてしまいました。反省をいかしてこの2年間は今までやってきた筑紫らしい魂のラグビーに、自分たちで考えることをやってきました」


◆逆転トライの林選手がFWの要

フォワードの要・林龍之介選手。ポイントゲッターとしても期待がかかります。準決勝では、劣勢のなか土壇場で逆転トライを決めチームを救いました。



林龍之介選手「あそこまで行く過程はチームがひとつになってできたことなので、自分1人のトライというよりチームが生み出した逆転トライだと感じました。ジャージをもらえていない3年生とか、試合に出ていない人たちの思いも背負ってグラウンドに立ったので、トライにつながって良かったです」