北九州市教育委員会はおよそ1年間にわたっていじめの「重大事態」の認定に遅れが出ていたと明らかにしました。

北九州市教育委員会によりますと、2021年、中学校に通っていた男子生徒がいじめを受け不登校となったため、保護者が学校に報告しました。

一方、学校から連絡を受けた市教委はいじめの調査を目的に本来必要のない書面の提出を保護者側に求めたため、いじめの「重大事態」の認定に遅れが生じました。

その結果、「重大事態」の認定はおよそ1年後の2022年11月になったということです。

第三者委員会は市教委の対応について「極めて不適切」としていて、太田清治教育長は「重く受け止めている」などとコメントしています。