福岡県久留米市で解体工事中の建物が倒壊し、作業員2人が死亡した事故。

16日、厚生労働省などの担当者が現場を訪れ、事故の調査を開始しました。

久留米市などによりますと、倒壊した建物について、解体業者からは築42年と届け出がありましたが、実際の築年数は56年で老朽化が影響した可能性があるということです。

15日午後1時半すぎ、久留米市六ツ門町で鉄骨2階建ての空きテナントが解体作業中に倒壊し、作業員3人と通行人1人が巻き込まれました。

このうち作業員の3人が建物の下敷きになり、現場責任者とみられる吉谷義則さん(41)とインドネシア国籍の技能実習生、サクティ・ラーマダニ・サプトラさん(23)が死亡しました。

16日、厚生労働省の職員などが現場を訪れ、事故の調査を開始しました。

久留米市などによりますと、空きテナントについて解体業者からは築42年と届け出がありましたが、実際の築年数は56年で老朽化が影響した可能性があるということです。

警察は安全が確保され次第、現場検証を行い、事故の原因などについて詳しく調べる方針です。