福岡市は、市内の専門学校に通う生徒とそのアルバイト先の同僚の計19人(全員外国籍)が結核に集団感染したと発表しました。
福岡市は、咳や痰などの症状が2週間以上続く場合は、医療機関で受診するよう呼びかけています。
福岡市によりますと、今年1月、市内の専門学校に通う南アジア出身の20代女性が肺結核と診断されました。
保健所が、今年2月から専門学校のクラスメイトなど93人を対象に接触者健診を実施したところ、20代の男女5人が肺結核と診断されたほか、20代の男女13人が体内に結核菌を保菌している状態であることがわかりました。
最初に肺結核と診断された20代の女性を含む計19人(全員外国籍)は、治療中ですが、重症者はいないということです。
これらの診断結果を受け福岡市は、結核集団感染事例として国に報告しています。
福岡市は、結核の早期発見のため、定期的に健康診断を受けるとともに咳や痰などの症状が2週間以上続く場合は、病院で受診するよう呼びかけています。







