今年1月、福岡市の自宅で在宅介護をしていた7歳の娘の人工呼吸器を外し、窒息死させたとされる母親の裁判。

検察は、母親に懲役5年を求刑しました。

自力で呼吸できず、寝たきりの状態だった娘を自宅で介護

殺人の罪に問われている福岡市博多区の無職、福崎純子被告(45)。

起訴状などによりますと、今年1月、自宅マンションで、在宅介護をしていた当時7歳の心菜ちゃんの人工呼吸器を外し、窒息死させたとされています。

心菜ちゃんは生まれつき、筋肉が萎縮していく難病を患っていて、自力で呼吸できず、寝たきりの状態で生活していました。

検察、懲役5年を求刑

15日に福岡地裁で行われた裁判で、検察側は、「何度も生命の危機を乗りこえ難病と闘いながら必死に生きてきた被害者の尊い命を奪った」などとして、福崎被告に懲役5年を求刑しました。

一方、弁護側は、執行猶予付きの判決を求めました。