◇7月13日(日)東北楽天ゴールデンイーグルスvs福岡ソフトバンクホークス/楽天モバイル

3試合連続完封負けと投打ともにふるわなかったソフトバンクだが、0対0の2回、7番・川瀬がライト前へ先制のタイムリーヒット、チーム35イニングぶりの得点をあげると。

4回表、チャンスで8番・ダウンズのライトオーバーのタイムリー3ベースヒットなどで、リードを広げる。

5回表にも4番・中村晃の犠牲フライで追加点をあげると。6回表には、8番・ダウンズがチーム10安打目となる2打席連続のタイムリー3ベースヒットで5対0とする。

一方、ソフトバンク先発は今季初の1軍マウンドに立った2年目・前田悠伍。

前田は1回、2回とヒットでランナーを背負ったが落ちついて後続を抑えると、3回は三者凡退にきって取る。

4回に楽天4番・ゴンザレスをフォークボールで空振り三振に仕留める。(プロ初奪三振)

6回には連打を許し、ノーアウト2塁1塁のピンチを迎える。続く打席はパ・リーグ首位打者の村林だったが、堂々たるピッチングでトリプルプレーに抑え、切り抜けた。

5点リードの9回は4人目の杉山が9日以来のマウンドに上がる。しかし、制球が定まらない。3点を返され、なおも2アウト3塁1塁と一発出れば逆転のピンチを背負ったが、ラストバッター辰己涼介を空振り三振に仕留めた。

ソフトバンクが連敗を3で止め、2位に浮上。打線は5試合ぶり2ケタの15安打5得点。6回を無失点に抑えた先発の前田悠伍がプロ初勝利をあげた。

(試合結果 ソフトバンク5-3楽天)

●前田悠伍投手(ヒーローインタビューから抜粋)
Q今シーズン初登板のマウンド、どんな気持ちでマウンドに
「あまり『1軍』と意識せずに、『2軍でやってきたこと出す』ということだけを意識して投げました」


Q6回無失点、トリプルプレーも飛び出したきょうの試合を振り返って
「一人一人丁寧に投げられたのと、野手の皆さんに攻守ともにいいぷれーをしてもらったので、しっかり投げようと思って投げられました」


Q2回にはチーム35イニングぶりの得点そのあとも点を重ねてくれた
「本当に頼もしい野手の方々ばかりなので、自分のピッチングを100パーセント出そうと思って投げてました」

Q初勝利のボールは
「あります(笑)」(ポケットからボールを出してカメラに見せると歓声起こる)

Qこのボールは
「両親にプレゼントしようかなと思っています」

Q最後にファンにメッセージを
「ようやくプロ野球生活がスタートした一日、これからもっともっと勝てるようにやっていきます。応援よろしくお願い致します(歓声起こる)」


【前田悠伍の結果】6回/81球/4被安打/2奪三振/1四球/無失点