福岡県は、久留米市大刀洗町の障がい者施設で、腸管出血性大腸菌O-26の集団感染が発生したと明らかにしました。

夏の暑い時期は、菌が増えやすく、感染しやすいとして注意を呼びかけています。

福岡県によりますと7月7日、久留米市大刀洗町にある障がい者施設で、入所する50代の男性が腹痛や下痢、血便の症状を訴えました。

検査の結果、腸管出血性大腸菌O-26が検出されたということです。

男性が発症後に接触した入所者の男性4人を検査したところ、40代と60代の男性2人からも検出されました。

2人に症状は確認されておらず、症状があった50代の男性は、現在も病院に入院しているものの快方にむかっているということです。

保健所は障がい者施設に対し、感染拡大防止のため指導を行いました。

県によると、腸管出血性大腸菌はわずかな菌でも人から人、または食材を通して感染が拡大しやすいということです。

県は「夏の暑い季節は、特に菌が増えやすく、野外でバーベキューする際は、生肉を焼く時の箸と食べるときの箸をしっかり分けるなど、感染防止につとめてほしい」としています。