今月、北九州市小倉南区で発生した道路の陥没事故についてです。
市は、原因を詳しく調べるため地下の水路の調査を始めました。

10日午後、北九州市小倉南区徳力では、雨水を流す地下の水路を調査するため作業員が中に入っていきました。

近くの県道では今月3日、1メートルほどの穴があいているのが見つかりました。
市は、地下水路のふたが壊れて、アスファルトが崩れ落ちたとみていて、目視で水路の形状や劣化状況を確認していく予定です。

小倉南区役所 まちづくり整備課 藤原健一 課長
「結果を早めに取りまとめて、今後の本格的な復旧工事に向けて進めていきたい」
市は今後1週間かけて地下水路の調査を進め、陥没の詳しい原因を調べる方針です。

一方、先月10日に福岡市中央区今泉の通称「国体道路」で起きた陥没事故について、市は、雨水管を新設する下水道工事が原因だったと明らかにしました。

地下およそ10メートルに埋まっている雨水管と鋼管の接続部に発生した隙間から周辺の土砂が流れ込み地盤がゆるんだ結果、陥没が発生したということです。
福岡市は「今後、専門家の意見も聞きながら再発防止に取り組みたい」と話しています。







