おととし福岡県水巻町で52歳の女性が殺害され、通帳などが奪われた事件です。

女性の妹と共謀したとして強盗致死などの罪に問われた女に対して、福岡高裁は1審に続き、懲役20年の判決を言い渡しました。

強盗致死などの罪に問われた北九州市小倉北区の無職、岡村恵美被告。

判決などによりますと、おととし水巻町の町営住宅で、辻つぐみさんを妹の辻和美受刑者と共謀して死亡させたうえ、通帳や印鑑などを奪うなどしました。

1審の福岡地裁小倉支部は共謀を認定し、懲役20年の判決を言い渡しましたが、弁護側が判決を不服として控訴していました。

9日の判決で福岡高裁の松藤和博裁判長は、「岡村被告は和美受刑者が姉から金を奪うと考えることを知りながら、犯行の準備や送迎を手伝った」などと指摘。

1審に続いて懲役20年の判決を言い渡しました。