今年3月に行われた福岡県大任町の町長選挙をめぐり、福岡区検は9日、永原譲二町長の運動員だった長藤優太被告(30)を、買収の罪で略式起訴しました。

取材を進めると、町発注の公共工事をめぐり、長藤被告と永原町長周辺との密接なつながりが見えてきました。

創業5年の会社が4年間で落札した公共工事は・・・

RKB 今林隆史記者
「長藤被告が代表を務めていた建設会社です。創業5年の会社が、この4年で大任町発注の工事を3億8000万円以上落札していたことが町に情報公開請求した文書から分かりました」

長藤被告が社長を務める2020年創業の建設会社「ユウセイ」。2021年から今年2月までに大任町が発注する工事25件=3億8000万円あまりを落札していたことがRKBが町に情報公開請求した文書から分かりました。

工事の落札率は平均で96.6%でした。