福岡県直方市にある施設の修繕工事をめぐる汚職事件で、収賄の罪に問われている元職員の初公判が開かれ、元職員は起訴内容を認めました。
収賄の罪に問われている直方市建築管理課の元職員、森健悟被告。
起訴状などによりますと、2020年6月からのおよそ4年間、施設の修繕工事の随意契約で市内の会社を選定するなどの便宜を図った見返りに、電動ドリルなど18点を受け取ったとされています。

8日に福岡地裁で開かれた初公判で森被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は、「6年ほど前に会社の役員らと知り合い、趣味である日曜大工の道具を選定の謝礼などとして受け取っていた」などと主張。森被告に対し、懲役1年6か月を求刑しました。
一方で弁護側は、起訴内容について争わない姿勢を示したうえで、執行猶予付きの判決を求めました。







