人柄は優しい雰囲気の鶴選手ですが、ひとたび自転車にまたがると、鍛え上げた肉体を活かしてブレのない力強い走りをみせます。

祐誠高校自転車競技部・野田豊監督「脚質が短距離向きといいますか短い距離で勝負できる足があって、止まった状態から短い距離でスピードに乗せられるダッシュ力が持ち味です」

短距離を得意としてきた鶴選手ですが、今年からルールの変更で競技の距離が500mから2倍の1000mに延びることになりました。

それでも、最速の座を譲るつもりはありません。

鶴葵衣選手「今後はインターハイがあるので出場する種目で優勝・大会新記録を残したいし、その先も競輪選手になるのが夢なので養成所合格のために頑張ります。オリンピックに出場して卒業された先輩方と同じ日本代表として頑張りたいと思います」

憧れの舞台へ、最速の女子高校生がペダルを踏み続けます。