国立感染症研究所の調査によると、今年報告された梅毒の感染者数は、先月23日時点で1万人を超え、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降で最も多い。年代別にみると男性は幅広い年代で感染していて女性は20代の割合が高い。
福岡県の感染者も今年に入りすでに428人。急増しているのは明らかだ。なぜ今、梅毒の患者が増えているのか。原因の1つと考えらるのがマッチングアプリだ。
◆“ヤリモク”は当たり前?希薄化する抵抗感

出会いを求めて若者を中心に広がるマッチングアプリだが、見知らぬ人と出会うため当然リスクもあります。
(Qなんでマッチングアプリしているんですか?)
女性「暇つぶし・・・」
男性「彼女が欲しかったんでその時は。とりあえず出会いだと思って」
「ヤリモク多いって聞くよね」「ヤリモクの人とか多分いるから」
取材中に、多くの若者から聞こえたた「ヤリモク」という言葉。性交渉を目的に近づく人を指す。

男性「アプリはそういう目的じゃないですか?だって会って遊ぶだけじゃないですよね。お互いにそういう目的で会ってると思うから。(Q抵抗ない?)ないと思います。だってヤるためにやっているから絶対」
男性「友人がマッチングアプリで会って性行為をして、何日後かにうみが出たりとか痛いとか。それで検査に行ったら性病にかかったみたいな」