RKBからの質問に対し町は
RKBは大任町に対し収穫量などの根拠となる文書はないのか質問したところ、「収穫当時の総重量を記録したものであり、その他特に資料等はありません」などの回答が来ました。
市民オンブズマン福岡 児嶋研二代表幹事
「住民に対してきちんと説明をしていく、そのための記録を残していく、そして情報公開する。これを含めて情報公開というわけですから、情報公開というのは、単に紙を出せばいいということではないと思います」

また、しじみ養殖施設の整備費について大任町は「保存期間を過ぎた」として情報を開示しませんでした。
福岡県庁にも開示請求したところ・・・

一方、福岡県庁に大任町のしじみ養殖事業に関する文書を開示請求してみると、「養殖施設で生産されるしじみ等の加工・販売施設の整備」などとして大任町から提出された「しじみセンター整備事業」に関する文書が公開されました。
市民オンブズマン福岡 児嶋研二代表幹事
「後世のために、住民に対して、きちんと説明責任を果たしていく。このことまで含めて情報公開ですから、そういう意味でこういうふうに問題になっている件を保存期間を過ぎたから廃棄をしましたということで済ましてしまうというのはですね、情報公開について後ろ向きだと言わざるをえないと思いますね」
行政に求められる「情報公開」のあり方は

その大任町、地方自治研究機構によると福岡県内60市町村で唯一ホームページに条例を掲載していません。
市民オンブズマン福岡 児嶋研二代表幹事
「誰でもいつでも知ることができるというのは、ある意味、行政の情報公開の一番基本になるわけですよね。だからそれがやっぱり、ホームページにも唯一ないというのはですね、非常に問題としては大きいと思う」
大任町 永原譲二町長
「情報公開やっていますよ100%。いま完璧に情報公開はやっています」
永原町長が言う「完璧な情報公開」とするためには、形だけでなくどのようなものを開示したのか、その中身が問われます。