福岡県大任町の情報公開をめぐる問題です。

大任町は以前、情報公開を請求できるのは1年以上住んだ町民に制限したり、公共工事の入札結果を法律に反し非公表としたりするなど、情報公開に後ろ向きな姿勢が問題となってきました。

その後正常な形に戻したことで、永原町長は「情報公開はすでに完璧にやっている」と主張しています。

大任町の現状を検証

今年3月の大任町長選挙で6回目の当選を決めた永原譲二町長。

その夜、情報公開に対する姿勢を問われ、「完璧にやっている」と胸を張りました。

大任町 永原譲二町長
「全部公開をしています。だからこれはちょっと時代遅れの話ではないかなと考えています。今完璧に情報公開はやっています」

かつて情報公開請求をできるのは1年以上住んだ町民に制限した大任町。

さらに、公共工事の入札結果を法律に反して非公表にしたことでも批判を受けました。

現在は正常な形に戻したことから「完璧だ」というのです。

大任町 永原譲二町長
「全て出していますよ。理解できています?」「公表すべきだということでやっています。何かうちが隠しているとかそういうことは一切ありません」

永原町長の主張は真実なのか?

大任町がシンボルとしている「しじみ」の養殖事業について調べました。

RKB 今林隆史記者
「大任町のしじみの養殖事業について担当部署に問い合わせましたが5日経っても何の連絡もありません。そこでこれから情報公開請求を行います」

担当課に電話で問い合わせ、折り返しの連絡を求めたものの全く反応がなかった大任町。