2025年は昭和時代が始まった1926年から100年目にあたる「昭和100年」です。
「運動会」がどのように変わってきたのかを振り返って時代の移り変わりをお伝えします。

今月25日に行われた福岡県久山町の久原小学校の運動会。

ダンスや玉入れなど児童は練習の成果を発揮します。
今は5月に行われることが多くなっていますが、以前は体育の日(現在はスポーツの日)がある10月に行うのが主流でした。

RKB毎日放送に残っている最も古い運動会の映像は昭和33年(1958年)10月、福岡市南区のしいのみ学園での運動会を記録したものです。

障害がある子供達が一生懸命体を動かしています。

高度経済成長期の昭和40年(1965年)の幼稚園での運動会。
このころになると我が子の活躍を映像に収める保護者も出てきます。

当時のナレーション
「昭和40年代に入ると生活が豊かになったせいか幼稚園が大繁盛。こういう映像は子持ちのカメラマンが勝手に撮影してくるものである」

高度成長期には今では考えられない運動会も行われていました。

目隠しをしてハンドルを握る男性。

助手席に座る女性が指示しているのでしょうか。

車は決められたコースを走っていますが、危うくスタッフをはねそうになる場面も・・・

昭和35年(1960年)10月に放送された「車の運動会」です。

車で玉を転がしたり

助手席から身を乗り出してパンを狙ったりしています。

昭和55年(1980年)の東福岡高校の運動会です。

騎馬戦のような体勢でトラックを全力疾走し、たすきをつなぐ「騎馬競走」が行われていました。