今年5月から6月にかけ3回にわたって福岡県糟屋郡内にある寿司店に出前を依頼し、特上にぎり寿司の盛り合わせ合わせて15人前や刺身の盛り合わせなど計8万4670円分をだまし取ったとして46歳の無職の男が逮捕されました。
男は自宅アパートを架空の会社の事務所と偽り、代金については銀行振込で支払うなどと説明して寿司店の従業員を信用させたとみられています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡市博多区に住む無職・深見尚敬容疑者(46)です。
深見容疑者は今年5月から6月にかけて福岡県糟屋郡内にある寿司店に電話をかけ代金を支払うつもりがないにもかかわらず3回にわたって出前を依頼し合計8万4670円分の寿司などをだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと1回目の注文は特上にぎり盛り合わせ5人前や刺身の盛り合わせなど、
2回目の注文は特上にぎり盛り合わせ5人前やサーモンと貝柱のにぎり寿司など、
3回目の注文は特上にぎり盛り合わせ5人前やサーモンと貝柱、イカのにぎり寿司など
だったということです。
寿司店側が3回目の配達後に深見容疑者と手紙と電話で連絡を取ろうとしたところ手紙については宛先不明で返送され電話もつながらなかったため、詐欺被害が発覚。
警察が配達先のアパートの契約者や防犯カメラの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、深見容疑者が関与した疑いが強まったということです。
深見容疑者は自宅アパートを架空の会社の事務所と偽り、代金については銀行振込で支払うなどと説明して寿司店の従業員を信用させたとみられています。
取り調べに対し、深見容疑者は「最初は代金を支払うつもりでしたが、注文を重ねていくうちに代金が多くなってしまい、払えなくなってしまいました。ですので私は、最初から寿司などをだまし取るつもりはありませんでした。食べきれない分は冷蔵庫に入れて、翌日以降に食べていました」などと話しているということです。