◆「今からが正念場」と温泉旅館

温泉街の老舗旅館「大正屋」です。新型コロナの影響で苦しい状況が続きましたが、新幹線の開業効果に加えて「全国旅行支援」も追い風になり、10月の予約数は2021年の1.6倍にのぼっています。

大正屋 山口剛副社長「やっと今まで通り戻ってきて、今からが正念場と。今武雄から長崎まで続いていますけど、それをいかに使って西九州地域をアピールするかが今からのカギとなっていくと思います」

取材した温泉旅館は、週末の土曜日は来月までほぼ満室だそうです。「全国旅行支援」に加えて、今月から3か月間は全国のJRグループが佐賀と長崎の観光を集中的にPRする「デスティネーションキャンペーン」も実施されています。

◆「通勤がとても楽に」新大村駅

もう1つの新しい駅は長崎県の新大村駅。長崎市へ通勤する人も多く、定期券を買って新幹線で通う人も出てきていますが、片道30分という時間短縮の効果が、住民の生活にも変化をもたらしているようです。

Q.新幹線で現在通勤されていますか?