開業1か月を迎えた西九州新幹線は、佐賀県の武雄温泉駅から長崎駅まで5つの駅を結び、そのうち2つの駅は、新幹線とともに新しく誕生しました。この1か月間でどんな効果をもたらしているのでしょうか。
◆「日本一短い新幹線」

9月23日に開業した西九州新幹線。佐賀県の武雄温泉駅から長崎駅までの約66キロを結ぶ「日本一短い新幹線」で、所要時間は最短で23分です。博多から長崎へ行く場合、武雄温泉駅で在来線の特急から新幹線へ同じホームで乗り換え、最短で1時間20分とこれまでより30分ほど短縮されました。
◆「観光客に期待」嬉野温泉駅
武雄温泉駅からわずか6分。新たに誕生した嬉野温泉駅です。大正から昭和の初めにあった鉄道が廃止されて以来、街に鉄道が乗り入れるのは実に91年ぶりで、駅は観光客を迎える玄関口になっています。

「もう感激、いっぱい写真撮った。とにかく温泉と、佐賀牛も最高だったし、海の幸も」
嬉野といえば「美肌の湯」。温泉街にも開業の効果が出ているようです。

草野製茶園 草野展子さん「ずいぶん増えてきましたよ。話題性があるので。『武雄から1駅、嬉野温泉駅まで乗ってきましたよ』という方とか」








