抗生物質が効かない菌も確認

全国的に感染が拡大している「百日せき」。
日本小児科学会は2日、抗生物質の効かない菌が確認されていると発表し注意を呼びかけました。
やない小児科クリニック 梁井信司院長 Q感染経路は?「百日せき菌という菌でうつるのでコンコンという飛沫感染」Qどんな症状が出る?「赤ちゃんは酷くなることがあって百日せき脳症といって痙攣を起こしたり、呼吸障害がゴホゴホヒューというすごく苦しくなるせきがあれば入院もするし痙攣を起こせば恐ろしいですね」
子供が百日せきにかかった場合、およそ5%が肺炎になると言われていて、生後6カ月以内の場合は12%にも上るとされています。
また重症化すると、死亡するケースもあります。
どのような予防・対策が必要なのでしょうか?
やない小児科クリニック 梁井信司院長「せきがたくさん出ている人はマスクをして、小さな子供と接触しない」
予防にはワクチン接種が有効

生後2カ月から接種が可能で、0歳代に3回、1歳を過ぎて1回の計4回接種となります。
ただ、幼児期から小学生で抗体が減少し、4回のワクチン接種を受けていても、百日せきに感染することがあります。
そのため、日本小児科学会では任意ですが、追加接種も推奨しているということです。

そして、このワクチン接種についてワクチンを打っていない、もしくは3回接種がまだの6カ月未満の乳児が百日せきに感染すると「重症化しやすい」ということです。
そのため、日本小児科学会は生後2か月を迎えたら、速やかにワクチン接種をするよう呼びかけています。







