讃岐うどん「志成」は、ミシュランガイドにも掲載されている人気店です。しっかりしたコシのある麺が特徴の、ぶっかけうどんを味わいます。取材をしていると、さらに別の韓国人観光客が来店しました。
「今回は1人旅、1週間の旅行です。旅費もそんなにかからないのに、外国にいるのが感じられます。そして円安ですし(笑)」

うどん店の店主も、インバウンドの復活に期待を寄せています。
「全然、英語も韓国語もメニューが対応してないんです。以前だいぶ増えて対応しようかなってところでコロナになってしまったので。今後は対応を考えていきたいと思っています」
ところで、なぜこのうどんを食べに来たのか理由を聞いたところ――。

「ユーチューブで見たんです。『福岡おじさん』、いろんなおいしいお店を紹介しています」
◆福岡からYouTubeで情報を韓国に
こちらがユーチューブチャンネル「福岡アジョシ(おじさん)」。福岡市に住んでいる日本人が動画を制作。韓国語のナレーションと字幕で、福岡の旬の話題やディープな情報を伝えていて、約130本の動画が投稿されています。

冨永拓馬さん「最近はすぐに使える情報がほしいから、(韓国の方に)見ていただいていると思う。ここ1か月前後で圧倒的に(再生回数が)増えています。外国人観光客が普段行けるエリアの、1~2歩先まで突っ込んでお店を紹介したり。ガイドブックに載らないレベルの穴場スポットやおいしい店とかも紹介できているかな」
◆福岡の旅の目的は?
RKB池尻和佳子アナ:韓国人の旅行客に、福岡の旅の目的を聞きました。やはり食事を楽しみにしている方が非常に多いようです。ご紹介したうどん店のほかに「回転寿司を食べた」という人もいました。旅行客は「ビザも免除され、旅費もそんなにかからない」と話していました。

他にも、ライトアップした福岡タワーを見たり、キャナルシティ博多で買い物したりする人や、電車を使って大分の温泉に行ったり、新幹線で長崎に行ったりと、福岡を拠点に九州を動いている人が多いようです。観光客が戻ってきたことから、屋台や商業施設も外国人向けの接客を強化しています。







