「なぜ酒をやめなかったのか」 被告の言い分

裁判で廣瀬被告は、妹の美智恵さんについて「この世の中で最も私を理解してくれる私にとって大切な人物」だと話した。

妹たちと共にする飲食の時間は「生きがいだった」とも述べた。

被告の弁護士:他の飲み会とどう違いますか
廣瀬被告:生きがいと言いますか、離婚をしたし
     子供と離れて付き合いがないので、身内が私のよりどころ
     こういう風なことにして台無しにしたことを申し訳無く思っています

検察官:過去に暴力起こして、その時なぜ酒をやめなかったのですか
廣瀬被告:2件はそういうことがありましたが、
     記憶にありますし、自分が分かっていました
     今回のように、訳分からず暴れていたら、
     職業柄、酒をやめていましたが、
     違うと思ってその時はやめませんでした

裁判長:これまでにも身内に暴力をふるっている、やっていることは事実です
    その時に反省してよく聞いて、
    酒を飲んでの事だと思ってやめるか量をおさえていれば、
    今回の事件は起こらなかったと思いませんか
廣瀬被告:思います

事件で最愛の妹だけではなく、職と生きがいも失ってしまった。

裁判で廣瀬被告は、謝罪し「2度と酒は飲まない」と発言した。

判決は3月13日に言い渡される。



RKB毎日放送 記者 浅上旺太郎