性犯罪の被害者・加害者・傍観者にならないために
早い時期からの性教育の必要性について宮川医師は・・・。

八女総合病院 宮川三代子 医師「自分の子供がもしかしたら性犯罪の被害者になるかもしれないし、加害者になるかもしれないし、最近よく言うのは傍観者にならないように性教育は必要なんですということで。SNSやインターネットでぼっと間違った情報も入ってくるので、そっちが正しいと思うとすごく危ないなと思っていて、自分の写真を写して彼氏に送ったりとか。男の子は性被害にあったことをそのとき気付けないことも多くて、男の子に対しても自分の大事なところは守る隠すとかは教えていかなくちゃいけない」
もやっと話さず、科学的、肯定的に
ではどう話せばいいのでしょうか?

八女総合病院 宮川三代子 医師「どうやって赤ちゃんできるの?とか、なんで生理のとき血が出るの?とか聞いてくれるから、そのときが一番いいタイミングで、『いい質問だね、真っ正面から肯定的にいいこと聞いてくれたね』と、聞いてもいいんだよという雰囲気をつくるのが一番。もやっと話すともやっとしか伝わらないから入っていかない。セックスはセックス、射精は射精、少し恥ずかしいと思っちゃうけれど大事なことを言うねって、科学的にっていうことと、肯定的に言うこと/性については2つが大事だと思います」
5歳~8歳対象 性教育の”ドリル”も

一方、本を使って伝えることもできます。
親しみやすいキャラクターが描かれた本。こちらは性教育に特化したドリルです。
対象は、5歳から8歳。性について問題形式で書かれていて、子供と話し合いながら読み進められるように工夫されています。

~ドリルより~「黄色の部分をプライベートゾーンというよ」「プライベートゾーンはとっても大切なところ。大人になるまでさわっていいのはキミだけだよ。おうちの人もひつような時しかさわれないよ」

(問題)突然きみがカラダをさわられたらどうしたらいいかな?