東京の大学受験予備校「ニチガク」が突如閉鎖し大きな波紋を呼んでいます。
少子化による経営難が広がる中、学習塾では、対象年齢を下げる傾向にあるといいます。
今、何が起きているのでしょうか。
学習塾の倒産 過去最多に
少子化が進み厳しさを増している学習塾の経営。

予備校を含む学習塾の倒産件数の推移をみると福岡県だけでも去年は53件で過去最多となりました。
負債総額は117億4400万円で前年比9.2倍と急増
このうちおよそ83億2400万円が福岡市に本社を置く個別指導塾スタンダードでした。
これまで学習塾の倒産は中小規模の塾が中心でしたが最近は中堅以上にも広がっています。
大学受験の18歳 20年で40万減少

2000年以降の出生数の推移を見ると、2000年はおよそ120万人
今年18歳になり大学受験をむかえる2006年生まれは109万人
2023年はおよそ73万人20年で40万人ほど減っています。
生徒を確保するために競争が激しくなっている学習塾で生き残りをかけてあることに特化した塾がでてきています。