自民党所属の県議も立候補表明

さらに今回は県議会議長も務めた自民党所属の吉松源昭県議が立候補を表明し、「保守分裂」となる見通しです。

2人の対立が深まったのは2012年の衆院選。

この時、いずれも自民党の公認候補に名乗りをあげましたが、選ばれたのは宮内氏でした。

今回の選挙でも最終的に宮内氏が公認を得たことに対し、吉松氏は、「政治不信の払拭に反する」と話しています。

無・新 吉松源昭氏(56)
「政治不信を払拭しようと自民党が努力している中で汚点を残したと思っています」

「政治で一番大切なのは何か」元衆院議員が新人支援

無所属での出馬を余儀なくされた吉松氏ですが、福岡4区を地盤とし、2人が秘書として師事した渡辺具能・元衆院議員が支援に回っています。

応援演説の中で渡辺氏は「裏金問題」の渦中にいる宮内氏を批判しました。

渡辺具能・元衆院議員(83)
「政治で一番大切なのは何か。それは政治はやっぱり人格ですよ、政治家の。政治家が信用できるかどうかです」

無・新 吉松源昭氏(56)
「まだ2歩ほど後方を私は走っていると思っています。しかし(投開票の)27日までの間に十分追いついて、そして追いつけば間違いなく追い抜けるという自信を持っています」